建築士&整理収納アドバイザーの大西めぐみです。ご覧いただきありがとうございます。
夫が知らぬ間に決めた間取りで家事と育児の両立が大変になった経験を逆手に取り、家事が楽になり自分時間を叶える家の仕組みづくりをサポートしています。
スタイリッシュなデザインも増えてきましたが、大きさゆえに存在が目立つ冷蔵庫。
直接見えにくく隠すことで、インテリアとなじまなかったり、生活感たっぷりの冷蔵庫の中が来客に見えてしまったりといった困り事が解消されます。
今回は冷蔵庫の隠し方を3パターンと、それぞれの特徴をメリット・デメリットと合わせてご紹介します。
1.扉で隠す
- メリット
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他の調理家電や食器棚とまとめて収納してしまうことで、扉を閉じたら一気に生活感0に。
お客さんがきた時に片付けなきゃと慌てずに済みます。 - デメリット
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冷蔵庫や食器を使うたびに1度「扉を開ける」ワンアクションが入るので、面倒くさくなって普段は開けっ放しになってしまう可能性が大。
また、折れ戸・引戸どちらにしても、間口に扉と重なる部分が出てきますので、冷蔵庫と重ならないように間取り上で充分確認しましょう。
ずぼら向けのようでずぼら向けじゃないざます
2.死角を作る
- メリット
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生活感の出やすい側面を壁で隠すことで、リビングから見えにくくなります。また、冷蔵庫の正面はふさぎませんので、使い勝手も良いです。
図のような位置に置くと、調理中に家族が冷蔵庫を使っても動線の邪魔になりません。
- デメリット
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壁に挟まれる形になるため、ギリギリに作ると大きい冷蔵庫に買い替えた時に入らない恐れがあります。
また、冷蔵庫より一回り大きい壁面が出てきますので、設置場所によっては圧迫感が出ます。
コンロ側に置いて、前の壁で見えにくくする方法もあるぞぃ
3.パントリーに入れる
- メリット
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パントリーにすっぽり入れてしまうことで、完全に存在を消してしまえます。
スーパーで買ってきたの要冷蔵と常温を、1ヶ所でちゃちゃっと片付けらるのもポイントです。 - デメリット
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パントリーの位置によっては、キッチンからの距離が長くなり、調理の作業効率を下げてしまう恐れがあります。
最低でも1畳は床面積がいるざますよ
共通の注意点
毎日のように使う冷蔵庫。快適に使うために、どの隠し方を選ぶにしても気を付けておいて欲しい事があります。
スペースには余裕をもたせる
冷蔵庫がひんやりしているのは、中の熱を外に出しているからです。
スムーズに熱を放出できるよう、左右や上部にはゆとりをもって冷蔵庫のスペースを確保しましょう。
ぴったりにしすぎると、上手く放熱できずに電気代が上がる原因になります。
冷蔵庫ドアの角度に注意
冷蔵庫の横の壁が邪魔をして、ドアが全開できずに使い勝手が悪くなることがあります。
余裕をもって冷蔵庫スペースを作るか、冷蔵庫の横の壁は長く出さないようにしましょう。
使う場所の近くに置く
調理中に何度も開け閉めする冷蔵庫。たった数秒でも何度も往復するのは手間ですし、料理の失敗や汚れる範囲の拡大にもつながりかねません。
冷蔵庫+コンロ+シンクの3つをつないだ距離が360~600cmを目指すと使いやすくなると言われています(ワークトライアングル)
まとめ
冷蔵庫を隠して生活感を出さない方法は3つ。
- 扉をつける
- 死角を作る
- パントリーに入れる
どの方法をとるにしても、冷蔵庫置き場は余裕をもって作って、使う場所から離れすぎないようにしてみてくださいね。
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大阪・八尾の片付く家づくりプランナー 大西めぐみ
「この間取りの改善するところは?」「心地よい部屋でゆったり過ごしたい」整理収納アドバイザーでもある女性建築士が、楽ちん家事動線&片付く仕組みを盛り込み、暮らしやすい家づくりをサポート!
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