防災用のつっぱり棒（耐震ポール）レビュー【ふんばりくん】

建築士＆整理収納アドバイザーのワンオペママ、大西めぐみです。

2024年のお盆前に、南海トラフ地震が起こる確率が上がった時期がありましたね。
私の住む大阪も震度６弱が予想されています。

自宅は鉄筋コンクリート造のマンションの上階なので、建物は無事でも家具は倒れるかもしれないなと思いつつ、そのうちそのうちと設置していなかった耐震ポール。

やっと設置しましたので、商品レビューをしていきます。
どれにしようか悩まれている方の参考になれば嬉しいです。

買ったのはこれ

新工精機の「ふんばりくん」です。
サイズは６種類で、17cm～80cmまであります。

取り出した時のパーツは本体の軸１本、固定板２枚、固定ボルト、シールの５つ。
ナットは固定板に埋まってます。

ふんばりくんの良かった点

１．ポールが細くて目立ちにくい

ポールが金属製で、直径が約2cmと細い！
家具転倒防止用のつっぱり棒は、私の主観ですが、ポールが掃除機の筒くらいの太さがある商品が多いイメージ。

安全には代えられませんが、あまり目立つのはなんだかなぁと思っていたのでスッキリした見た目は嬉しいです。

２．何度も付け替えられる

長さは本体の長いネジの軸で調整するので、家具を買い替えたり引っ越ししたりしても、高さが合えば何度でも使えます。

安価な転倒防止ポールは一旦軸にビスで穴を開けて長さを固定し、つっぱるために1cm程度のだけ回して微調整するタイプが多く、再利用は強度的にちょっと不安。

位置を変えたい方や、１回でバチッと取り付ける自信のない方は、ふんばりくんの方が安心かもしれません。

実際、私は固定板の裏表を付け間違う失敗をやらかしてます😂
付け間違いは、ネジとナットでの固定なのですぐ直せました。

３．最大耐圧が２t

一番短くした時の値ですが、最大耐圧がなんと2t。
建物が倒壊するような地震が起きたらどうしようもありませんが、ちょっと強いくらいの地震なら余裕そう。

実を言うと、もっとスタイリッシュな商品は見つけていたんですが、目的を考えたら耐荷重の面でなるべく強いやつの方がいいなと思って、私はふんばりくんの方にしました。

迷った商品はこれ⇩

ふんばりくんの悪い点

これは……価格が高いことに尽きます。

いや、万が一地震が起こって家具が転倒した時のことや、買い替える事を考えたら全然安いんですよ。安いんですが、ホームセンターとかでよく見かける２本セットのアイリスオーヤマの商品の約2倍です。

１本ずつのバラ売りで、サイズによって値段が異なり、一番安いもので2380円(楽天・送料込み・25～32cm用)。※2024年8月時点

最安値なのはこれ⇩

両端用に２本揃えると5,000円ほどなので、たくさん突っ張る家具があったらちょっと費用がかさみます。でも、使いまわせるので初期投資はかかりますが、長い目で考えたらコスパは安いのかな。

設置してみた

女性１人で取り付けてみましたが、慣れたら１つにつき開封から設置完了まで３分できました（荷物は先にどけています）

１本目はちゃんと説明書読みながらだったのでモタモタ。２本目を作る時に説明書を見ずにやったら固定板の裏表を反対に組み立てるやらかし。３本目にしてついにスムーズに作業ができるように。

選んだタイプは、食器棚の上は19.5cmのすきまだったので写真の17～20cm対応のTタイプ、冷蔵庫の上は39.8cmだったので32～45cm対応のAタイプです。

形状の特性だと思いますが、思いっきり突っ張るとプレートが中央部分から端っこに向けてややしなっていました。念のため家具を揺らしてみましたがしっかり固定されていました。

今回は説明書通り、家具と壁からそれぞれ３cm離したところに設置しましたが、本当は下地狙って取り付けた方が、地震の時に天井ごと破壊される恐れが少なくなると思うので、また時間がある時にゆるみ確認がてら付け直そうと思います。

⇩下地探し用の工具

最後に貼る下の固定ボルトと本体の軸を止めるシールは数日後に見たら剥がれていましたので、気になるならもっと粘着力の強いもので止めた方がいいと思います。

でも蝶ナットをしっかり回して本体に圧力をかけて動かないようにしていたら、シールはあまり気にしなくてもいいのかも。

まとめ

ふんばりくんのレビューでした。

1. 家具のレイアウト変更をするかもしれない
2. 将来的に引っ越しする予定がある
3. １回で上手く設置する自信がない
4. ごつい見た目は遠慮したい

こういう方にはふんばりくんが合うのではないでしょうか。

防災用のつっぱり棒にも色々ありますので、検討中の方の参考になりましたら嬉しく思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました♡