少ない人数で運営されている個人事業主やフリーランスの方の中には、予約からサービス提供、経理、果ては営業活動まで全部自分で、正直時間が足りない!と感じていらっしゃる方も少なくないのではないでしょうか。
私自身、開業当初は「ホームページに問合せフォーム作ったらそれで充分やん」なんて考えていました。
が、甘かった。
予約確定まで時間かかる。
これって受ける側の私だけじゃなくて、お客様も返事来るまで待たないといけないし、予定決まらなくてモヤモヤするんじゃない??と思って、予約管理システムを導入することにしました。
予約システムを導入するメリットは、「単にすぐに予約確定するだけ」に限りません。
- 予約業務が自動化され、メールや電話のやり取りといった負担が減る
- 営業時間外でも予約を受け付けられる
- サービス提供中に電話が鳴って中断することがなくなる
- 予約と同時に決済が完了し、直前キャンセル率の低下や締め作業の簡略化が見込める
などなど、かなり業務効率向上につながるので、私のように一人で営業されている方にとっては神システムなんじゃないでしょうか。
導入にあたり、分からないことはとことん調べまくるオタク気質な真面目な性格が発動しまして、比較サイトを大量に読み漁ったところ、無料で使える機能が多い「RESERVA(レゼルバ)」と「STORES予約(ストアーズ予約)」の2種類が良さそうという結論に至りました。
両方に無料プランで登録して使ってみたところ、どの比較サイトにも書かれていなかった実際に運用してみてないと分からないような細かい仕様の違いが沢山判明しましたので、予約システムの導入を検討している方の参考になればと思い、noteに比較をまとめた記事を書きました。
美容室とかエステサロンと同じ形式の、営業時間内でお客様が好きな時間とメニューを選択するタイプの予約方式で考察しています。ヨガ教室とかセミナーのように、決まった日時に参加するタイプと方式は異なりますが、手数料やキャンセル、月謝などにも言及していますので、参考になる部分はあるんではないでしょうか。
こんな内容を書いています↓↓
- 予約時間の選択画面
- SEO対策
- 事前カード決済の手数料
- キャンセル手数料
- 特定商法取引法に基づく表示
- メニューに付随するオプション
- メニューのグループ化
- 複数の予約タイプの併用
- メニューの並び替え
- メニューの公開・非公開設定
- 定休日の設定
- 予約不可の日時設定
- 無料体験の設定
- 回数券の設定
- 月謝の設定
- まとめ
1万字超という論文もどきの長文+画像付きで詳しく説明していますので、恐縮ですが途中から有料(350円)としています。どちらかで作り終えた後に「やっぱり変えたい!」とまた1から作り直す手間や時間を考えると、先に特徴を把握して選んでいた方が絶対後が楽ですので、ご検討中の方はぜひぜひご参考にしていただけましたら嬉しいです。
一部分だけ内容をこちらで公開しますので、気になった方は引き続き読み進めていただけると幸いです。
\ 登録は無料です /
予約画面
お客様が予約を入れる時に表示される画面の表示が、RESERVAとSTORES予約で特徴が異なります。
RESERVA
- メニューを選択する
- カレンダー(1ヶ月表記)から希望日を指定する
- 予約可能な時間帯を選択する
STORES予約
- メニューを選択する
- カレンダー(1週間表記)から希望日時を指定する
「1ヶ月」か「1週間」、ここで大きく違いますね。
RESERVAの方は1つでも空きの時間枠があると、カレンダーに予約可能と表示されるため、予約を入れたい時間帯が実際に空いているか、日にちをクリックして確認する必要があります。
例えば17時以降といった「時間帯」で予約したいお客様は数日まとめて確認できなくて不便さを感じるかもしれませんが、カレンダーは月単位で確認できますので、来月、再来月といった先の予約状況を確認したい場合はすぐに飛べるので便利です。
STORES予約は1週間分の空き時間が一覧表示されているので、「今週のどこか」と近日中に予約したい方にはとても探しやすい表示です。一方で、例えば1か月先になると4週分進める操作が出るため、少し先の予約をするにはちょっと時間がかかります。
\公式サイトでもっと詳しく/
カード決済の手数料
どちらの予約システムも現地支払いに加え、事前カード決済も使えます。
無料プランを利用していると当然システム利用料はかかりませんが、事前決済を導入した場合手数料が発生します。
【手数料】
RESERVA :予約代金の 4.9% +440円/月
STORES予約:予約代金の 6.6% 4.9% +99円/件
※2021年10月より手数料の割合がどちらも同じになりました!
予約代金の何%がかかるかも違いますが、もっと大きな違いとして、RESERVAは事前決済での支払いがあった場合、1件であろうが10件であろうが、その利用回数に関わらず次月に銀行への振込手数料として400円(税抜)が定額でかかり、STORES予約は1件の予約につき99円かかることが挙げられます。
つまり、取引件数や売上が少ない場合、RESERVAの固定でかかる400円がシステムへ支払う手数料に地味に響いてきますが、
4回以上の予約がある場合、固定費が一定のRESERVAの方が手数料の総額として安くなるという反対の現象が起きます。
Googleとの連携
どちらの予約システムでも、無料プランからGoogleカレンダーとの同期が可能です。
予約が入った場合Googleカレンダーに表示されますので、例えばスマホのホーム画面にGoogleカレンダーをウィジェットで表示しておくと、うっかり予約を見落とすリスクが低くなります。
Yahoo!カレンダーとも連携できるので、結局のところGoogleカレンダーと同期できるカレンダーアプリであれば、どれでも予約が表示できるということです。これめっちゃ助かります。
2021年9月にSTORES予約で有料→無料に変更されたGoogleとの連携機能として、「Googleで予約」があります。
- Googleマップ
- Google検索
- Googleアシスタント
この3つから直接予約できるようになったんです。
ただし業種が限られていまして、下記のいずれかのサービスであることが条件です。
- ヨガ・ピラティス・フィットネス
- 美容院・ネイルサロン
- エステ・リラクゼーション
(私の業種は対象外…)
その他条件として、
・Googleマイビジネスのアカウントがあり、STORES予約の登録内容と一致している
・1アカウントで1店舗の予約ページを作成している
があります。
特商法の表示
特に力を入れて調べて書いた内容が、自宅を事務所にしていて、不特定多数に公開したくない方への対応の違いです。
事業所を自宅としている方でオンラインで申込を完結する場合や、前払い制度を導入している場合などは通信販売にあたるため、特定商取引法により事務所所在地・名前・電話番号などを表示しなければいけません。法律で決まってます。
でも、家族と住む自宅や女性の1人暮らしの方は、不特定多数の目に住所を晒すのは避けたいですよね。知らん人がいきなりピンポンとか怖すぎる。私も嫌だ。
RESERVAとSTORES予約でこの特商法の表示設定が異なります。
該当の方はぜひここを見ていただきたいです。
と、こんな感じで違いの考察をつらつら書いています。
実際に運用が始まり予約が増えてくると、システムを移行するのも大変ですが何よりお客様にご迷惑をおかけします。
ぜひぜひ最初の段階で、しっかり特徴を把握していただき、導入時の参考にしていただけたら嬉しいです。
続きが読みたい方はこちらからどうぞ↓↓↓
ちなみに本業は、「間取り相談」「整理収納」「インテリアコーディネート」です (この記事、本業のより人気 笑)