<ご依頼者様・ご依頼内容>
一軒家の中古住宅を購入されたお客様から、ご入居前のリフォーム案をご相談いただきました。
<ご要望>
これからリフォームの打合せを始めるにあたり、案を具体的に相談したい。
■ポイント要約
- 収納スペースの確保
- リビングの抜けない柱
- 危ない扉
■概要
鉄骨造
3階建
5人家族
打合せ前の頭の整理も兼ねて、Zoom相談をご依頼いただきました。
2畳ほどの脱衣洗面所に収納が全くなく、通路がなくなるので置き家具対応も難しく使い勝手が悪そうと感じられていたそうです。隣接するトイレは不要とのお話でしたので、そのスペースを活用して利便性を上げる案をいくつかお伝えいたしました。
収納スペースのサイズ感など具体例を交えてご説明いただいたので、とてもわかりやすかったですし、考えるべきポイントが明確になったのがよかったです。
短い時間でしたが期待以上に色々ご提案いただけたので、非常に満足しています。機会があればまたお願いしたいと思います。
このようなサービスは初めてでドキドキされていたとのことですが、満足いただけたようで嬉しく思います❤
収納を確保したリフォーム案
間取りを作る時にやっかいなのが、通し柱。構造上、抜けない柱のことです。
これを壁に取り込む or 空間になじませて、柱が悪目立ちしない空間を目指します。
■before
赤丸が抜けない柱です。特に気になるのは3点。
- 洋室(1)のクローゼットの幅の狭さ
- 青で塗り潰した余りの空間
- 洗面脱衣室に収納がない
トイレだった空間を利用して、この辺を解決していきたいと思います。
■after
- 洋室(1)のクローゼットの幅の狭さ
⇒910mm→1365mmに。
向かいに棚を作るとさらに収納力UP! - 青で塗り潰した余りの空間
→元は単なるクローゼットの奥行調整。
取り込んで有効活用。 - 洗面脱衣室に収納がない
→「洗濯機スペース+上部棚」と、「洗面台の横カウンター」を新設。
リネンと洗剤収納を確保。
リフォーム面積をなるべく少なく、予算があまりかからないように配慮しました。
クローゼットと洗面室を3Dにするとこんな感じです。
【クローゼット】※赤枠は通し柱の位置
【脱衣洗面所】
お子さん3人のご家庭で、毎日どっちゃり洗濯物が出てくることが予想されました。脱衣カゴスペースやタオル・肌着置き場+作業台が確保できたので、かなり使い勝手は良くなったように思います。
リビングの抜けない柱
階段上がってすぐ、真正面に柱が出てくる間取りでした。
構造的に抜くわけにはいきませんので、なじませる方向で回答しました。
- 化粧柱にしてシンボル化
- 増やして格子に
- もう1本通して棚の一部にする
- 壁の中に取り込む
やり方次第で全然気にならなくなりますので、ここは設計者の腕の見せ所だと思います。
危ない扉
何が危ないかっていうと、扉の開き勝手です。こんな間取りでした↓
主寝室に入るドアが物入に当たることもそうですが、ドア開けてすぐ階段なのも危ないなと感じました。
依頼の範囲外の階でしたが、壁を伸ばして物入を廊下の範囲にした方が安全な事をお伝えさせていただきました。
せっかく業者さんと打合せするなら、その場で考えることに時間を使ってしまうより、先に図面を読み込んで質問をまとめていた方が、ずっと有意義な時間になるはず。
「他の案が聞きたい」「図面を分かりやすく解説して欲しい」そんな時にはぜひお声がけください。
お客様1人1人に丁寧かつ迅速な対応を心掛けております。
そのため、対応できる数は1ヶ月で無理やり詰め込んでも12枠ほど。勝手ながら、大きな案件が入りましたら予告なく受付を停止します。
迷われている方は、お早めに空き状況をお問い合わせくださいませ。
モニター様にご協力いただきましてありがとうございました。事例UPに1年かかってしまい、大変申し訳ございません。
※事例UPにあたり3Dパースを作成しましたが、Zoom相談単体ではパースの作成はしておりません。ご希望の方は3Dパースのメニューをご選択ください。