【新築の収納】片付かないのは性格じゃなく“家の設計”かもしれない。

間取りが原因で散らかるときの片付く家づくりのコツ ブログタイトル

もしかしたらこのぺージを開いてくれた方の中には、片付けが苦手だし子供も増えて家が手狭になってきたからという理由で、家づくりを検討したり引っ越しを考えている方がいるかもしれません。

私は建築士ですが、整理収納アドバイザーとしてお片付けの作業も行っていて、様々なお家にお邪魔させていただいて気付いたことがあります。

それは、片付けが苦手だから散らかるのではなく、家の収納量と動線が暮らし方に合っていない、というケースが少なくないということ。

実は私が今住んでいるマンションもまさにその通りなんですが、家そのものの条件が厳しいと、正直言って片付けスキルを駆使したところで物理的に難しいという現実は否定できません。

今回は、新しい住まいをお探しの方に向けて、散らからない家にするためのヒントをお伝えしていきます。

もくじ

「押し込む」「ちょい置きの山」は“暮らし方に合ってない”サイン

あなたのお家には、物がたくさん詰まっていて何が入っているか思い出せない収納スペースや、色々なもののちょい置きが積み上がっている場所はありませんか?

これは「収納スペースが自分の持ち物と使い方に合っていない」「丁度いい場所に収納がない」という暮らしに合っていないサインです。

よくある誤解:「収納が多いと片付く」は間違い

「今の家はすぐ散らかるから、新居はたくさん収納がある場所にしよう」
そう考えられる方はとても多いですが、実はこれは危険な考え。

収納が多い=片付く、とは限りません。
逆に、増えたら増えた分「管理する面積」「管理する物量」「建築費(または賃料)」も増えてしまいます。

だからおすすめは、この3点セットで見ること。

「収納率(量の目安)」+「動線(使いやすい場所)」+「運用(しまい方)」

動線や使い方は日常生活を送る上で考えることがあると思いますが、量についてはいかがでしょうか?何をどれだけ持っているか、具体的な数字で答えられる方はとても少ないと思います。

もしあなたが今新しい家を検討中であれば、住宅展示場などにまず向かうよりも先に、自分が持っているものの棚卸しをした方が、片付けやすい家に近くなります。

物の棚卸をするメリット
  • 持ち物に合わせた収納計画が立てやすくなる
  • 必要以上に収納にお金をかけなくて済む
  • 荷物が減って引っ越し代が安くなる
  • 物の管理がしやすくなり、家づくりに使える時間の余裕が生まれる

検討初期でもできる「収納チェック」4ステップ

では実際にどんなことをするか具体的に見ていきましょう。
この手順を踏むことで、間取り図の段階で住んだ後の収納の後悔を防げます。

STEP
家族の“モノのカテゴリ”を棚卸し

衣類/季節物/日用品ストック/思い出品/書類/趣味用品 など

誰が何をどれだけ持っているか確認しましょう

STEP
今の住まいの“溢れている場所”をメモする

床に並んでいたり机に積み重ねられているものはありませんか?
「収納が足りない or 位置が悪い」候補をピックアップし、なぜその場所がものであふれているのか、何が置かれているのか、考えてみましょう。

STEP
間取り図と持ち物を重ねる

押入/クローゼット/パントリー/リネン庫/土間収納 など

ステップ1と2で出した持ち物の量と収納場所を、間取りに重ね合わせてみましょう。
解決できる間取りになっているか確認してみてください。

STEP
10年後の暮らしを重ねる

住んでいる期間と比例して持ち物の量も増えていく傾向があります。特に子育て期は物が爆発的に増えやすい時期です。

このような暮らしの変化や、物量のピーク時の対策も忘れずに検討しましょう。

よくある家づくりでの収納の失敗

1.収納が足りなかった

リビングの寝室などの主要な部屋にスペースを割いた結果、収納が足りず物があふれてしまうことに。また、子供の成長に伴う学用品や、趣味の道具が増えることを想定しておらず、2~5年でパンクしてしまう例も実際のお片付け現場で見たことがあります。

2.生活動線と合っていない

収納場所が生活動線から外れていると、片付けるのが面倒になり、結局出しっぱなしになります。買い出し後の荷物を運ぶ動線や、洗濯物を干して取り込む動線に収納がないと家事の負担が増えて、ソファに洗濯物やコートが無造作に置かれる可能性が大です。

奥行きや高さの計算ミス

入れたいものに合わせた奥行きにしないと、奥の物が取り出しにくく「死蔵品」の山になったり、逆に入れたいものが入らなくて使えない収納になります。

また、扉を開けると廊下を塞いでしまったり、近くの家具に当たって全開できなかったりする設計ミスも散見されます。

収納の仕様の検討不足

棚・ハンガーパイプ・引き出しなどの“建った後の暮らしの運用”まで具体化せずに、とりあえず広い空間を作ってしまったり、棚を固定にしてしまったりすると、片付けにくい収納スペースになり、結局置きやすいところにちょい置きしてしまうかもしれません。

照明のミス

え?照明?と意外に思われたかもしれませんが、収納の明るさも収納の使いやすさに大きく影響します。暗いと奥が見えなくて、自然と使わなくなりそうと思いませんか?

ちゃんと奥まで収納されているものが見えるようになっているか、確認が必要です。

    汚部屋警報 チェックリスト

    当てはまっているものが少ないかチェックしてみましょう。
    Yesが多いほど、散らかりやすい度が上がります。

    • 玄関に「上着・カバン」の定位置がない
    • 洗面所に「タオル・下着・ストック」を置く場所が弱い
    • LDKに「書類・薬・文具・充電」の居場所がない
    • 子どもの「持ち帰り物」を一時置きできない
    • 収納はあるが、生活動線から外れている
    • 収納率(マンション:約8〜10%、一戸建て:13%程度)を下回っている
    • 収納の“奥行き”ばかり深く、取り出しが面倒そう

    まとめ

    収納が足りない家は、片付けスキルがあっても難易度が上がります。
    だから、間取り検討の早い段階で持ち物収納を照らし合わせ、“片付けハードルが高い家”を避けるのが合理的です。
    そのうえで、収納の場所と運用まで整えると、新しい家での暮らしは一気にラクになります。

    新居では片付けに悩みたくないとお考えの人は是非考えてみてくださいね!

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    大阪・八尾を中心に活動中!
    ホテルライクな部屋で過ごす自分時間と収納のパーソナルアドバイザー 大西めぐみ


    「この間取りの改善するところは?」「心地よい部屋でゆったり過ごしたい」整理収納アドバイザーでもある女性建築士が、楽ちん家事動線&片付く仕組みを盛り込み、暮らしやすい家づくりをサポート!
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