建築士&整理収納アドバイザーの大西めぐみです。ご覧いただきありがとうございます。
夫が知らぬ間に決めた間取りで家事と育児の両立が大変になった経験を逆手に取り、家事が楽になり自分時間を叶える家の仕組みづくりをサポートしています。
「結婚したから」「子供が生まれて家が手狭になったから」「もっと広い家に住みたい」など、様々な理由から家を建てよう・リフォームしようと考える方が多いと思います。
でも、人生でそう何度も経験することではない家づくり。何から手を付けて良いか分からず、まず情報収集から始められるのではないでしょうか?
- Instagramやブログをたくさん見る
- 家を建てた友達に話を聞く
- 展示場見に行く ※各ハウスメーカーの特徴を掴む目的で
どれも半分正解で、半分不正解。
家づくりに関する情報は世の中にはたくさん溢れていますので、手当たり次第調べていると頭が疲れてしまうかも。
今回は、家づくりの成功への大きなカギとなる、情報収集よりも前にやって欲しい事をお伝えします。
「調べすぎて頭こんがらがってきた」とか「もっと良いものがあるかもって不安で決定できなくなった」ってよく聞くざますよ。
まずは軸を探すことから始める
家を建てよう!と思ったら、まずは「どんな暮らしがしたいか」を明確にしてみましょう。
- 自分は何が好きで嫌いか
- 自分や家族はどんな性格か
- 何を大切にして暮らしたいか
- 新しい家でどんな風に過ごしたいのか
- 今の家の不満点はどういうところか etc.
自分や家族のニーズを掘り出すことで、理想の暮らしが見えてきます。
家は暮らすための「器」です。
色々調べていると家の性能やインテリアといった、目で見てすぐ分かるものばかりに注目しそうになりますが、それよりも自分にとって心地よい空間を作るための希望や条件を整理することが先決です。
どんな暮らしがしたいか見えてきてから情報を集めていくことで、本来の理想からずれにくくなるだけでなく、設計会社にも要望が伝わりやすくなりますので、建ててからの後悔を減らせることにつながります。
まずは自分を知ることが大事って事やな!
これは、建売住宅やマンションを購入する時の他、リフォーム時も同様です。
自分や家族の希望を出し合い優先順位をつけていくことで、ニーズに沿ったゴールが見つけやすくなります。
軸を見つける方法
では、どうやって「自分の理想の家の軸」を見つけていくのでしょうか。具体的にやり方を説明していきます。
住む人の特徴を書き出す
- 家族構成(※将来的な子供の人数も含む)
- 好きな家事・嫌いな家事
- 得意なこと、苦手なこと
- 1日のスケジュール(平日/休日)
- 今の収納スペースと中身の量
- 新居に持っていく家具と使い方
家づくりの動機を書く
- 家を建てようと思ったきっかけ
- 家を建てる土地の特徴
(〇〇な所が気に入って買った、△△な土地を探している 等) - 新しい家でやりたい事
金銭的な条件を出す
- 予算
- 返済計画
※年収いくら、頭金いくら、1年で〇円ずつ返済~くらいの大まかで大丈夫です。
詳細は具体的になってからファイナンシャルプランナーさんに相談してください。
不満を書き出す
- 今まで住んだことがある家で不満だったところを書き出す
- 不満を我慢できない順に並べる
- 絶対外せない不満
- できればなくしたい不満
- 諦められる/我慢できない事はない
好きを見つける
- 好きだと思った写真を集める
Yahoo!でもGoogleでもInstagramでも、ツールは何でもいいです。気になる単語を入力し、画像検索してみましょう。心に引っかかった画像をたくさん集めます。 - 異質を弾いていく
ある程度集まったら全体を俯瞰して見て、明らかに他と毛色の違うものを外していきます。 - コメントを書き足す
どういう所が好きか書いていきます。理由が浮かばなければ弾きます。 - 「内観」「外観」「お風呂」「キッチン」など、カテゴリーごとに1~3を繰り返す
こうすることで、自分が求めている要素が明確になります。
方向性が定まってきたら、イメージボード(または 家づくりノート)として1つにまとめると、もっと分かりやすくなります。
「これ好き」とか「こんな風にしたい」と思った写真を色々貼ったり文字を書き込んだりして、想いをまとめて可視化させたものです。
完成後を想像しやすくなったり、イメージを膨らませやすくなるだけでなく、迷った時に見ることで方向性がぶれにくくなります。
家づくりテーマを決める
最後に、それぞれの工程で出てきた1番のポイントをまとめて、一行で言い表せるようなテーマを付けてみましょう。
例)
・日当たりの良いゆったりしたリビングに家族が集まる家
・ホームパーティーや子供プールが楽しめるルーフバルコニーのある家
このテーマに沿って家づくりをしていくと、方向性が大きくずれる可能性は低くなります。
家づくり中は建物そのものの他、税金やローン等、引越し手続き等、同時進行で色々な事を考えていきます。ノート等にまとめておくことで、家族間での共有がしやすい他、備忘録としても使えます。
無印のA4サイズの30穴バインダーなら、途中でページが差し込めるので、後から思いついたこともジャンル毎にまとめられて便利です。インテリアになじみやすいベージュとダークグレーの2色展開なのもポイントです。
方眼の紙なら、思いついたアイデアを図で書きやすくて◎
軸を探すメリットは?
何といっても、思わぬ方向に着地しなくなること。軸が明確になる=指針ができることで、自分が本当に求めている家のゴールが明確になりますので、たくさんの情報の波に飲まれて迷子になってしまうことを防げます。
また、条件がハッキリすることで、設計会社の方も要望を汲み取りやすく、結果として提案の質が上がったり打合せがスムーズに進んだりするというメリットがあります。
最初は大変と感じるかもしれませんが、一生に何度もない家づくり。ぜひ自分のこだわりがぎゅっと詰まった理想の家づくりに向けて、やってみてくださいね🎵
自分の叶えたい事が決まったら、家づくりに向けて動き出しましょう!
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大阪・八尾の片付く家づくりプランナー 大西めぐみ
「この間取りの改善するところは?」「心地よい部屋でゆったり過ごしたい」整理収納アドバイザーでもある女性建築士が、楽ちん家事動線&片付く仕組みを盛り込み、暮らしやすい家づくりをサポート!
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