こんにちは!
大阪府八尾市の建築士&整理収納アドバイザーとして活動している大西めぐみです。
実は私、夫が知らない間に購入した収納が少なすぎる3LDKマンションに、ワンオペの共働きで挑戦した結果、汚部屋化させたことがあります…。
「家にいるだけでしんどい…」
そんな毎日を変えたくて、整理収納アドバイザーの資格を取り、少しずつ整えて、今では“ホテルライクで心地いい空間”に。
時間と心に余裕ができて、暮らしやすくなったと感じています。

突然ですが、「なんで片付けてもこんなにすぐ散らかるの?」と思ったことはありませんか?実は、散らかりやすい家には共通点があるんです。自宅やお客様のお家を片付けていく中で、特徴が見えてきました。
今回は、「家のつくり」と「片付け方」の両面から、散らかりやすさの原因と、どう対策すればいいかご紹介していきます。
読んだあと、ちょっと気持ちが軽くなっていたら嬉しいです。
散らかりやすい収納【家が原因】
奥行きが深すぎる収納

奥行き80cm以上の収納は要注意!手前にどんどん物を置いてしまい、気づけば「奥に何があるか分からない収納」の完成です。
- 縦長の階段下収納
- 押入
- 1畳ウォークインクローゼット

解決のコツ: 入れたいものに合わせて、80cm・60cm・45cm・30cmと奥行を変えるざます。深い場合は頻度で手前と奥で使い分けるざまず
収納スペースの面積不足

広くて心地よい部屋にしたいからと、収納スペースを削るのは逆効果。快適に暮らす上で必要な収納スペースが不足していると、どんなに頑張っても散らかってしまいます。
- 玄関
- リビング
- キッチン
- 洗面脱衣所

家全体の床面積に対する収納スペースの割合の目安があるぞぃ。別記事で触れてるぞ
扉が邪魔になる収納

扉が広く開かない収納は、扉が邪魔で物の出し入れがしにくく、ストレスを感じがち。使い勝手が悪く、結局使わないものを押し込んだ場所に。
- 幅が45cm以下の折れ戸収納
- 引き違い戸の押入

難なく肩幅が入るサイズが使いやすいぞぃ
壁が少ない

収納家具を置けるまっすぐな壁がない家は要注意です。収納家具を置く場所がないと、床に直置きする物が増え、常に散らかった印象になってしまいます。
- ドアや窓などの開口部が多い
- 正方形のLDK
- 凹凸の多い部屋

設計段階で、収納家具の配置も考えるざます
他にも…
お風呂までの動線が直線の2畳以下の洗面脱衣室や、一極集中で配置しているウォークインクローゼット、収納のないリビング、等も当てはまります。
散らかりやすい収納【片付け方が原因】
動線から外れた収納

生活動線から離れた場所の収納は、面倒くさくて使わなくなります。「わざわざ」取りに行く・片付けに行くハードルは意外と高いです。
- キッチンから遠いパントリー
- 玄関から遠いコート掛け
- リビングから離れた場所に収納した文房具

使う場所の近くに収納すると良いぞぃ
取り出すまでに手間のかかる収納

使うまでに扉を開け、手前の物をどけ、蓋を開け…と工程数が多いと、物をしまうのが面倒になり、結果的に出しっぱなしに。
- 収納ケースを多用した複雑な収納
- 仕切りがなく、全部ごったに入れた引出し
- 物を詰め込んだ奥行の深い収納

見た目が良くても手間が多いとすぐ崩れるざます。特に使用頻度の高いものは3秒以内に取り出せるか確認するざます。
定位置が決まっていない

物を置く場所が決まっていないと、「とりあえず」置いた物であちこち散乱。気付いたら、床やテーブルの上のような平場は物だらけに。
- ダイニングテーブル
- カウンター
- リビングの床

まずはどんな「とりあえず」が多いか観察して、動線上に定位置を作ると良いぞぃ
プロが教える!使いやすい収納のルール
- 1.使う場所から5歩以内を目指す
-
座った姿勢からわざわざ立ち上がって遠くまで片付けに行くのは面倒くさい。なるべく「片付けるためだけ」に物を運ぶ距離を短くして。
- 2.アクション数を少なく
-
必要なものを取り出すまでにかかる工程数をアクション数と言います。しまう時も同じアクション数がかかりますので、なるべく少なくするのがベター。よく使うものは、収納の前に立ってから取り出すまで3秒以内を目指しましょう。
- 3.8割収納を目指す
-
一度床置きを始めると、どんどん増殖しがち。また、とりあえずの床置きで収納のドアを塞いでしまうと、もうその収納は機能しません。収納スペースの中に、いただきもの等の定位置が決まっていないものを、仮置きできる余裕を作っておきましょう
- 4.収納のゴールデンゾーンに使用頻度の高い物を収納する
-
立ったまま楽に手が届く目線から腰の高さは、立ち入りがしやすい収納のゴールデンゾーン。ここに使用頻度の高いものを収納すると、使いやすいし片付けるハードルが下がります
- 5.定位置決めとラベリング
-
家族みんなで使うものは、片付け方を決めた人以外にも片付けやすく、分かりやすい収納にすると、崩れにくくなります。ラベリングすることで、探しやすく、違う場所に片付けられてしまう事の防止に繋がります。
まとめ
散らかりやすい収納スペースの特徴、いかがでしたか?
大切なのは「完璧を目指さず、まずは一箇所から」始めること。使っていない物を手放すことや、よく使うものを使いやすい場所にとりあえず移動させるだけでもOKです。
家の間取りのせいで散らかるのは仕方ないと諦めている方も大丈夫。我が家も汚部屋製造機みたいな家に住んでますが、片付け方の工夫で何とかなりました。
一度に全てを解決するのは難しいかもしれませんが、優先順位をつけて少しずつ改善していけば、必ず暮らしやすい空間になっていきます。がんばりすぎず、楽しみながら理想の住まいづくりを目指しましょうね!
どうしてもアカンと思ったら、ぜひ頼ってくださいね。
\ 一緒に片付けやすい家に整えていきましょ♪ /
大阪・八尾のホテルライクを叶える家と収納のパーソナルアドバイザー 大西めぐみ
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