目立つ色のソファを置いて、おしゃれな部屋にしたい。
そう思って家具を揃えているはずなのに、なんか微妙。
そんなお部屋を劇的に変えるコツを、事例を使って順を追いながら解説していきます。

夫が知らぬ間に決めた間取りで家事・育児・仕事の両立が大変になった経験を逆手に取り、家事ラクで自分時間を楽しく過ごせる仕組みづくりを《間取り》《整理収納》《インテリア》でサポートしています。
大阪府八尾市のずぼらのワンオペワーママ。
整理収納アドバイザー / 一級建築士 / カラーコーディネーター1級
ビフォーはこれだ!

1Kの1人暮らし向けのお部屋です。赤いソファが目を引きます。
私がこの写真を見て抱いた第一印象は「〇ッテのガー〇チョコ」。赤と茶色の色使いと♡のクッションがバレンタインっぽさを醸し出し、チョコ感に拍車をかけているように感じました。
問題点はここ

このお部屋は色のチョイスとレイアウトに難あり。
- 糖度高めなのに殺風景
- 主張するアイテムが多い
- ベッドが通路を塞いでいる
1つ1つ解決していきましょう。
解決へのステップ

方向性を定める
今回のお部屋は赤と茶色でまとめてありますが、ポツンポツンと置かれた家具が「単に必要な家具を揃えただけ」な印象に。
また、家具も直線的なもので揃えてあり、さらに無機質さを強めています。
色の出す甘さと家具の形が出すシャープさが歪です。
方向性を定めて、どんな雰囲気に持っていきたいか考えて見ましょう。
主役は1つに絞る
今回のお部屋の本来の主役は「赤いソファ」。目立つ色なだけに、上手く取り入れられたらハイセンスなかっこいいお部屋になります。一方で、悪目立ちしてしまう危険性もあります。
今のお部屋はソファも目立つ、目の前のダークブラウンのテーブルも目立つ、チェック柄のベッドも目立つと、全部が存在感を主張してうるさいです。
脇役をうまく配置することで、主役を引き立てましょう。
動線を見直す
部屋入って目の前にベッドがドーン!は邪魔です。しかも周囲は通路で、真上に照明では落ち着いて眠れないと思います。
お部屋の中でクネクネ迂回しなくても良いような動線になるよう、家具を配置していきましょう。
アフターはこれ

先に結果を載せます。家具の形に合わせて、モダンテイストにしてみました。作り方を説明していきます。
1.レイアウトを変える
通路の邪魔になっていたベッドは、窓際へ。代わりにベッドがあった位置にソファを移動させます。
通路を減らし、まとまって床が見える範囲を増やすことで、お部屋が広く見える効果にもつながります。
2.脇役の色を決める
主役は赤。それも鮮やかな赤。そのため、脇役カラーは赤の強さに負けないのに邪魔もしない「白ときどき黒」。
広い面積で見えるベッドカバーを白にすることで、赤いソファに目が集まりやすくなりました。
それぞれの家具に繋がりを持たせると統一感がでますので、ベッドには赤いクッションを、ソファには白いクッションを置き、リンクさせました。
3.彩りを足す
直線的なモノトーンアイテムは、カッコいい反面冷たい印象にもなりかねません。そのため、曲線柄のラグや円テーブルで柔らかさを、アートパネルと観葉植物で華やかさを足しました。
Before→After
チョコレートから都会的な部屋になりました。
窓際から見たらこんな雰囲気


ドア側からみたらこんな感じ。


もし甘い雰囲気がいいなら、色使いはそのままで、猫足・レース・もふもふ・キラキラを使って姫系にもできます
姫系イメージ⇩⇩⇩
まとめ
目立つ色のソファを使ったインテリアコーディネートは難しそうですが、テイストと色使いを決めたらそれほど難しくはありません。
ポイントを押さえて、自分らしいウキウキするお部屋づくりを楽しんでくださいね!
イメージできなくて難しい!という方に、LINE相談や3Dパースを使ったインテリアコーディネートを行っています。
どうやったらいいか検討つかなければ喜んでアドバイスいたしますので、ご連絡ください

大阪・八尾の家事ラク動線&収納デザイナー 大西めぐみ
「どこを変えたらあか抜ける?」「部屋に合う家具はどんなのだろう?」お片付けのプロ&カラーのスペシャリストでもある女性建築士が、整理収納とインテリアの悩みを同時にサポート!
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